9月12日〈2〉後半
Mangkud cafe by Culb artsという、ギャラリーにカフェが併設されたお店を探したがまんまと定休日だった。
「定休日くらい見ておけ」と自分に言いたい。
駅の周りをウロウロするのは楽しかった。
ここは駅からちょっと離れるとすぐにローカルな雰囲気になるらしい。
(この辺の街ブラ写真、間違って全部消してしまった;)
その後、Tha Tienに戻ってワット・ポーを拝観しようかと思ったが、ロングスカートを持っておらず借りられるかも不明だったため躊躇する。
確認するために電話をかけてみたが、通じず断念。
(ワット・プラケオでは膝丈ではNGで止められたが、デポジットだけで貸してくれた)
ワット・アルンの外観のライトアップを見ようと思ったが、まだ15時台。
18時くらいまでの時間を持て余したので、汗を流して休憩するため一回帰宅することに。
オレンジとココナッツに並んで、好きなジュースベスト3に入った!さっぱりした甘さでとても美味しいし肌にも良さそう。
1本買って飲み、もう1本買って帰った。
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<Tha Tienで浮島に取り残される>
アパートでシャワーを浴びて、少し休憩。
気づけば、7時頃に家を出てから午後5時まで食事と移動の時以外休憩していなかった。
疲れでナチュラルハイになっていたが、集中力が切れていたらしく、バンコクに着てから一番スレスレに轢かれかけた。
轢かれそうになる時って良い球を打つときに似ていて「よーしキタキタ、このまま振れば当たるぞ!」みたいな感覚。
交通事故を避けるためも有って深酒を避けていたのに、素面で轢かれたくない。
家を出て、再びBTSでサパーン・タクシンへ。
この駅と水上バスのSathorn船着場が繋がっている。
Sathornから、「あれ、この河ってこんなに水かさ高かったっけ」と思いつつ、余り気にせず船に乗る。
運河を走りながら見る月がとても綺麗でカンドーした。ちょっと泣きそうになった。
ある船着場を離れるとき、船をひとつ見送ったお坊さんのオレンジの袈裟が、月夜の中でぶわっと風になびいてカッコ良かった。
と、独りで夜のムードに酔ってボーっとしていたら、Tha Tienに着いた。
この駅の向こう岸に、ワット・アルンのライトアップが見えるはず。
その方向以外は、3方濁流。
「ちょ、何故この状況で降ろすw」と思いつつ、つないでる橋を凝視しても、暗くて深さが読めない。同じ駅で降りた人も居ない、駅員も居ない。
5分ほど放心したが意を決してスニーカーごと水に入った。
スニーカーが濡れるのは嫌だったが、こんな汚い河の水の中で足を怪我したら危ないので仕方ない。
手すりを掴んでそろそろと入ったら3歩で膝上まで水没。
「さっき、この月を最期に観られたら死ぬタイミングとして悪くないとか思ったから!?」「それにしても、マジで何でこの状態で降ろすのよ」「とりあえず流されなくても、ドジ踏んだらカメラがオシャカ...」「この辺りで涅槃仏像を観るはずが本物を見る羽目に!?」などとグルグル考えて、とりあえず危ないので浮島っぽい所に戻った。
途中で来た時と同じ方向から船が来たが、これ以上北上して良い事が有るのか想像出来なかった。
その船から、60過ぎと思われる西洋人の夫婦が降りてきた。
奥さんが怯えていて「ここから〈駅のほうに〉動きたくない!」とか言って泣きそうだ。
旦那さんは、何も言わないでアルカイックスマイルである。状況を考えると、割とそっちの方が異常。
しかも奥さんを制御しないので、奥さんが私を頼ってくる。
「ギミヨヘーン!」「私ッスカ!?」
仕方なく、半分くらいの所まで手を引いて先導したが、肩にかけたカメラがまじで不安で、そこから先は自分たちで行ってもらった。
そういう意図ではなかったが、見送ると無事渡る事が可能だと解ったw
その後、20分くらいすると、やっと船が来て乗せてくれた。しかしそれは帰り方向。
果たして降りる駅がまた水没してたりしないかまた不安に思っていると、アラブ人のようなタイ人に話しかけられた。
しゃべっているうちに到着。
Sathorn駅は水没していない。
BTSと繋がってる重要な駅だから!?
駅でアラブ人のようなタイ人と別れ、帰宅。
方向は一緒だったのだが、なんとなく避けてきた。
タイの中流層の男の人ってどーも、苦手なポイントが有って付き合いづらい。肉体労働者とかの方が話してて楽しい。
気づけば再びお腹ぺこぺこであった。
帰り道で、またパオクルアを買って帰って食べた。
今日のは当たりだ!すごく美味しい。
充実した一日であった。