左脳日記

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11月8日(木曜日) イタリア8日目 ―ミラノ/ブスト・アルシツィオ―

イタリア滞在中日記。
数日したら、日付けどおりの位置に記事を下げます。

『11月7日(水曜日)イタリア7日目』の続き。

※ 後で気づいたのだけどスーパーに行ったのは違う日でした。
画像をつける以外の文章を書いたのは帰国直後で、今更直すの面倒なのでそのままUPしちゃいマース。



【ミラノで救急車を呼ばれる】

目が覚めると、願い空しく体調は悪化していた。
起き上がるのが辛くて、9時過ぎから予約していた『最後の晩餐』の壁画の見学を断念した。
薄暗い部屋の壁を見やると、人が亡くなって皆が嘆いてる画が掛けてある...。具合の悪いときに余り見たくない感じの画だ。


とりあえず何とか身支度をして荷物をまとめた。

東京で言うところの東京駅のような場所から、カヲリ★ちゃんの居るいわば成田空港の近くのような場所へと向かうべく、ホテルをチェックアウト。

ミラノ・チェントラーレ駅で乗り継ぎ方法に疑問が生じ、ウロウロしてる内に気分が悪くなり、過呼吸気味に。
過呼吸を起こすのは久しぶりだ。イタリアに着いてから何日も体調が不安定で、そのこと自体がかなりストレスになってきたらしい。

人目に付かないように柱と柱の間に腰掛けて落ち着くのを待ったものの、進む方角が分からないと埒が明かないので、通りすがりの人に訊くことにした。

通りすがった人に、「ブスト・アルシーツィオってどうやって行くのがいいんでしょうか」と尋ねると、その人はイタリア語しか解らないからとわざわざ英語を話す友達に電話をかけてくれた。
イタリア人、こういうとき本当に親切だった。しかも、想像してたより与えてくれる情報の確実性や精度が高い。

その友達によると空港行きの電車に乗れば大丈夫とのことだったが、自分で調べたときはその情報は得られなかったのでアッサリ言われて若干不安だった。

そんな折、ちょうど駅員さんが通りがかったのでもう一度同じことを訊いたところ、「ちょっとそこ座ってて」と言われたので良く分からないまま素直に従った。しかし何も起こらないまま2~3分が過ぎたので、「行きますね~」と立って行こうとしたら、止められる。
駅員さんは何も説明してくれないので、本当にもう行こうと思って立ち上がったら、向こうから救急隊員と担架が来た。

呼吸が上がってるから危ないと思われたのか、フラ付きつつも立って歩けるレベルなのに救急車を呼ばれてしまったようだ。
いつの間に!?

担架を持った人々に一通り体調を聴取され、大丈夫だからと言ってその場を逃れてきた。
ここで担架に乗るほうが未来が見えない。

私は、カヲリ★ちゃんに会いにここまで来たのだ。



【ブスト・アルシツィオで救急車を呼ばれる】

荷物が重い。
「あと2時間以内には次のホテルに居てカヲリちゃんと会ってるはず」と自分を騙し騙し電車内の時間を耐えつつ、1時間ほどでブスト・アルシツィオに到着。

駅で電車を降りると、降りた瞬間待ち受けていたウディ・ハレルソンみたいなハードな風貌の駅員に捕獲された。私が具合が悪いことを知っているらしい。
なんでえええ。
すごい、なんだか犯罪者みたいだ。誰が連絡したのだろうか。先ほど隣の4人がけに居たおじさんだろうか(多分そうだ)。そんなにまで具合悪そうに見えただろうか。

「大丈夫です、大丈夫です」とアピールするも、その人は英語を全く話さないようで意思の疎通が図れない。
そして、軽く過呼吸を起こしているので、症状が重く見られてしまう。

とりあえず改札を降りてベンチに座らせられていると、もう一人立場のよく分からない人が現われた。
その人はなんと一瞬にしてフィジカルな原因で呼吸が上がっているのではないことを見抜き、一緒に呼吸をしてくれた。
そしてものの5分もしないうちに過呼吸を治してくれた。合間に冗談言う余裕まであるようだ、すごい。

しかしその隙に、最初の人が救急車を呼んでくれてしまったらしく、またもや担架と担架を持った隊員が目の端に現われた。
救急車なんて日本でも乗ったこと無いというのに何故日に2回も。

そしてまた体調聴取。
過呼吸はすっかり治まっていたので、説明してホテルに向かおうと思い、その駅に公衆電話が見当たらなかったのでタクシーを呼ぶことだけお願いしてもなかなか放してもらえない。
もはや笑顔で会話しているというのに、ホテルに行けば友達が居ると言っても、カヲリ★ちゃんに直接電話が通じないと心配だという。

なんとか大丈夫だと解ってもらってお礼を言い、その場を後に。



【カヲリ★ちゃんと対面】

タクシーに乗り、「これでカヲリ★ちゃんの居るホテルに着くー」と思うと気分が高揚した。

10分あるかないかの結構長い道のりを走り、タクシーはホテルに着いた。

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今度は救急車を呼ばれないようにと大きく深呼吸をして元気そうな様子で入り、フロントに名前とカヲリ★ちゃんの友達だということを伝えた。
細い体にメロンみたいなおっぱいの、世話好きそうな美人のお姉さんがカヲリ★ちゃんに内線電話をしてくれた。しかしカヲリ★ちゃんが出ないとのこと。

お姉さんは私たちが隣同士の部屋になるように取り計らってくれ、ホテルの説明は全部カヲリ★ちゃんに聞けば解ると言うと機嫌良く去って言った。

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カヲリ★ちゃんの作品展示会場でもあり宿泊先でもあるそのホテルは、場所こそ陸の孤島だったが広々として近代的なデザインの4つ星ホテルだった。

3階に上ると、その階のロビーでこちらに背を向けてラップトップをいじってる女性を発見。
「多分、カヲリちゃんだ、でも確信が...」と思いながら近づいていくと、私と偶然お揃いのものを使っているVIVIENNE TAMのラップトップが目に入った。

「インベ...ちゃん?」
何故か、普段いつも呼んでいる「カヲリ★ちゃん」もしくは「カヲリン」をいう愛称ではなく、「インベちゃん」という不自然な呼び名が口をついて出た。

「あ~、アールちゃーん!」
いまだに喫茶店でも私を「アールちゃん」と呼ぶカヲリ★ちゃん、ここでも同じだ。

一通り話す。
会えてほっとした。


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部屋に入ってみる。
白基調でガラスやステンレスが多く、こまめに掃除をしないとすぐ汚れるデザインなので、手入れが行き届いてることに感心する。

風邪をこじらせていると言ったら、カヲリ★ちゃんが風邪薬やビタミン剤や冷えピタシート、みかんなどを分けてくれた。
そして、携帯が鳴ると日本人相手でも「ハロー」と言って電話に出る彼女。適応力高けーな!


安心したので&体調を誤魔化す最後の手段にずっと控えていた酒を飲み始めてしまい、ここからは余りきちんとした記憶が無い。
今日のオープニングパーティーさえ乗り切れば、あとはある意味ペースを崩してもなんとか成るだろう。



【ホテルMO。OMの周辺】

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ホテルの周囲には何も無かったが、ひとつだけ大きなDIYのお店があった。
カヲリ★ちゃんがそこに案内をしてくれ、「ココなんでもあるの、花の種とか、魚(観賞用)とか」と、花の種売り場に連れて行ってくれた。

すごい種類と量の花の種だった。
聞けば、彼女はここで花の種を買いあさっていると言う。実際に見る前は「検疫大丈夫なの~?」と言っていた私だったが、その大量の花や野菜の種を目の前にすると、「買う!私も買う!実家のお父さんの家庭菜園にも買って帰ろうっと」と、カヲリ★ちゃんに負けないくらいの大量の花の種を買い込んでしまった。

お店の人は、私たちが何をしに来た日本人なのか不思議に思ったかもしれない。

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それから、カヲリ★ちゃんとホテルの敷地内で写真を撮ったり、展示を案内したり解説してもらい、しばらくそれぞれの部屋で休んだ。

とにかく辿り着けて良かった...。



【オープニングパーティー】

しばらく部屋に居ると、人が集まりだしたとカヲリ★ちゃんが呼びに来てくれた。

部屋は3階だったが防音がしっかりしていて、建物の真ん中が吹き抜けになっているのに階下の人たちの音には全然気が付かなかった。が、降りたらかなりの人々が。

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カヲリ★ちゃんは、ボーダーのワンピースを着ていて、とても可愛らしかった。

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すでにほろ酔いの状態で階下に降りると、何処から来たのか、結構たくさんの人が集まっている。

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そして、キュレーターのクリスチャン、クリスチャンの奥さんのトモコさん(美人!)、通訳の女性(名前忘れちゃった)などを紹介してもらった。

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スシ的な何かもあった。

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私はもう具合悪いわダウナーに酔っ払ってるわで、大人しくしていた(と思う)。

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カヲリ★ちゃんは、この後トークショーまでもこなしていた。ご立派ー!

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自分の作品のことについて話すカヲリ★ちゃんは、生き生きしている。

クリスチャンは、とても良い人だけど話なげー。スピーチはイタリア語なので、何言ってるか解らないんである。
おそらく英語でもたいして聞き取れないが、イタリア語では見当すら付かない。途中で「シブヤ~、ハラジュク~」などと言ってるのだけが解った。

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かなり沢山の人が来ていたことにびっくりした。来場者が展示を見ている間は、皆の目的が何で今ここに居るのか定かじゃなかったが、トークショーが始まると通訳を除くとカヲリ★ちゃんを含めた3名だけを皆が観ている状態だったので、「おお!カヲリンすげー!」と思った。

そしてちょっと写真を撮ったりなどして、終了。
部屋に戻ると、パーティーで何にも箸...フォーク?を付けなかったことを思い出し、と言うかカヲリ★ちゃんに貰ったオレンジ以外一日何も食べてなかったことを思い出し、サービスで部屋に置いてあったポテトチップスを口に運んだ。

「明日一日は予定が何も無い。丸一日休めば、きっと良くなるだろう」と思いつつ、就寝。
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by gisouchir | 2012-11-08 12:07 | 海外旅行中日記

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